夏の気温が高い日に「頭が痛い、吐き気、だるさ…」という症状が起きると、迷わず熱中症だと思う人も多いのではないでしょうか。
しかし、その症状は水中毒の恐れもあります。
水中毒の場合、水を与えることは危険な場合もあるので注意が必要です。
では、水中毒とは何なのか。
もし熱中症のような症状が出た時、どのように対応すればいいのでしょうか。
水分の取りすぎは水中毒になる…⁈
今回は「水中毒」の恐ろしさについてご紹介します。
「水分補給して!」が災いに…熱中症ではなく水中毒者が増加中
SNS上では「水中毒」なるワードが話題となっている。生きる上で欠かせない水が、人体に有害な影響を及ぼすことがあるのか――。
「水中毒」とは水を飲みすぎて血中の塩分濃度が低下し、体にだるさを感じる症状のことを指す。
引用元:https://news.yahoo.co.jp/articles/16173b112d45e3cab78b1b1e984294c83cddf6e1
夏場は熱中症対策にこまめに水分をと言われています。
しかし、水分をとりすぎたことにより「水中毒」になる恐れもあるといいます。
人は1日に2.5リットルの水分が必要とされていますが、夏場の暑い気温の中過ごしていると、汗をかいたりして水分が消失されていきます。
そのため、こまめに水分を摂取することも大切になって来るのですが、いま熱中症対策として必要以上の水分を摂取したことにより、水中毒になる人が増えています。
重症化すると「錯乱」「嘔吐」「意識障害」「呼吸困難」に陥るなど命の危険に及ぶ場合もありますので、注意が必要です。
危険な水中毒ですが、症状は熱中症に似たもので、見分けは難しいとされています。
軽症の場合の症状は下記の通りです。
- めまい
- 頭痛
- 頻尿
- 疲労感
- 下痢
など。
熱中症にはなりたくないし、水中毒にもなりたくない…。
熱中症対策に水分補給はどれくらいすればいいのか
夏場の暑い時期、熱中症対策でこまめに水分補給を取ったら、水中毒になる恐れがある…
では、水分補給はどれくらいするといいのでしょうか。
水中毒は水分の取りすぎで起こります。
血中は水と塩分がバランスよく保たれています。
しかし、水分のとりすぎで水と塩分のバランスが崩れると水中毒になるので、短時間に1リットル近く飲むのは避けるようにした方がいいとのことです。
飲み過ぎはその時の環境や体格によっても違ってきますが、1時間以内に1リットル以上飲むのは避けた方がいいと考えられます。
水中毒を発症する年齢は関係ないとされておりますので、十分注意して過ごすようにしてくださいね。
熱中症か水中毒か分からない場合の対処法
外でスポーツなどをしていた時に熱中症と思われる症状が現れた場合、どう対応すればいいのでしょうか?
水中毒の場合もありますので、水を与えると余計塩分と水のバランスが崩れてしまうことになります。
その場合、ニュース番組ではまずは塩分を与えるといいと言っていました。
ポカリスエットのような電解質を含んだものを飲むのもおすすめとされていますが、ポカリは糖分もありますので取りすぎに注意を提唱する人もいます。
まとめ
「水中毒」という言葉を初めてきいた人もいるのではないでしょうか。
私もニュースをみるまでは「水中毒」のことを知りませんでした。
夏場だから「熱中症」とは限らないということを充分に注意し、水中毒という疑いもあることや、水分量にも気を付けてこの夏を乗り越えて行きたいと思います。