6歳の女の子が川でおぼれていた時、父親は休んでいた…
13日昼過ぎ、静岡市葵区の藁科川で、家族で川遊びに来ていた6歳の女の子がおぼれました。 女の子を見つけ救助したのは、たまたま居合わせた小学生3人でした。 杉本真弓カメラマン「現在消防が川遊びをしていた子供たちに、聞き取りの調査を行っている模様です」 警察と消防によりますと午後0時15分頃、葵区鍵穴の藁科川で「女の子がおぼれた」と近くにいた人から通報がありました。 溺れたのは、焼津市の小学1年生の女の子で、水面に浮いているのを居合わせた小学4年生と3年生の3人が見つけ岸に引き上げたということです。 女の子はその後意識を取り戻しドクターヘリで病院に搬送されましたが、会話ができる状態だということです。 女の子は父親と兄の3人で川遊びに来ていましたが、昼食後、父親が休んでいる間に姿が見えなくなり探していたということです。
引用元:https://news.yahoo.co.jp/articles/4ce9f010468d99908aa6f73a0b65864ecdf64caa
夏休みの時期は水難事故が多くなります。
2018年の統計を見てみると、実に500件以上になります。
例年、夏場は気温が35度を超え熱くなります。
さらに保護する責任者が付き添うなどして、目を離さないようにすることが大事になってきます。
つまり、油断が水難事故に繋がります。
今回の事故も、その油断が招いたものではないでしょうか。
父親はお昼を食べて休んでいたといいます。
小学1年生の女の子は、同じ小学生の大きいお兄ちゃんたちに助けられ無事で本当に良かったです。
しかし、水難事故の場合、助けた人が亡くなるケースもあるということを忘れてはいけません。
水難事故は助けた人の方が死亡率が高い…理由は?
6月8日午後、岐阜県美濃市前野の長良川にかかる美濃橋付近で、溺れた9歳の長男を救出しようとした父が川に流された。川辺で遊んでいた長男と7歳の次男が溺れ、約10 m下流に流されたという。次男は近くの人に、長男は父に救出されたが、父はその後、溺れた。父の発見された場所は、水深約4 mで流れが速かった。(2020.06.09 朝日新聞名古屋地方版の記事内容を参考に氏名等を伏せ構成)
7月23日午前、鹿児島県指宿市の知林ヶ島近くの海岸で、男子小学生3人が波に流され、3人を助けようとした小学生1人の母を含む30代の男女2人も溺れた。全員が救助されたが、このうち母が意識不明の重体。(2020.07.24 KTS鹿児島テレビWEB版の記事内容を参考に構成)
7月23日午後、大阪府摂津市の淀川で、親子が流され、母が行方不明となった水難事故で、その後母が遺体で見つかった。誤って川に転落した9歳の長男を助けようとして溺れたとみられ、長男は自ら岸に上がって助かっており、「足を滑らせて川に落ちたら、母が助けに来てくれた」と話している。(2020.07.29 産経新聞WEB版の記事内容を参考に構成)
8月2日午前、福岡市東区の志賀島の海岸で、佐賀県基山町に住む47歳の会社員の男性が溺れた。男性は妻や親族に救助されたが、搬送先の病院で死亡が確認された。男性は妻と小学生の長男、親族のあわせて7人で海に来ていて、岸から30 mほどの所で泳いでいたところ、長男ら子供3人が高波が来て溺れ、助ける際に溺れた。(2020.08.02 TNCテレビ西日本WEB版の記事内容を参考に構成)
親が子供を助けようとした時に溺れる事故が、この2か月の間にメディア情報だけで4件ありました。近年は、子供が助かって親が溺れる事故が年間5件から10件は報告されています。
引用元:https://news.yahoo.co.jp/byline/saitohidetoshi/20200807-00192093/
上記は、2020年に起きた水難事故による助けた人が亡くなるケースなどです。
どれも子供を助けようとした大人が亡くなっています。
では、何故そのようなことが起こるのでしょうか。
私が小学生の時はおぼれた時の対応を教えられたこがなかったように思います。
しかし、今の子供は水難事故で悲しい事が起きないように、もし川や海でおぼれた際の対応を教えられていることが多いです。
おぼれた時は、必死に暴れて抵抗すると余計に体が沈んだり、体力を奪われてしまいます。
しかし、浮いて待つことができれば、体力が奪われることもなく、呼吸も確保できるので生還できる可能性を高めることができます。
つまり、自己救命策です。
小学生はこれを覚えていて、自分がおぼれた時に実践しているケースもあります。
しかし、親は慌てている場合やその方法を知らないがために、子供を必死に助けようとし自分がおぼれてしまうことになってう。
さらに、子供が川に流されるのを発見した際に、子供を追いかけようとして、途中で自分が疲れ切ってしまう場合も考えられます。
例えばボートなどに乗っている時に起きるような水難事故です。
そして、おぼれている子供を大人が引き上げる時に力尽きてしまう理由です。
子供を陸に引き上げようとする際、川などの水面で子供の腰辺りを持って持ち上げるこ都が考えられますが、この場合、大人が踏ん張れるのは30秒程度とされます。
大人はその間、水の中で息をせずに子供が引き上げられるのを待っている状態とも言えます。
そうすると、子供が引き上げられた時には大人が疲れてそのまま海に沈むことになります。
このように、助ける側もいかに危険かということが分かります。
先ほど小学1年生の女の子の場合、おぼれた側も助けた側も無事にいたことが、本当に良かったといえる出来事でした。
おぼれた場所が浅瀬のようなところでよかった。
みんなの声
こうやって小中学生が赤の他人の人命救助したってニュース見るたびにすごい良い子達だ…と思う反面、これで万が一彼らが二次被害に遭っていたら…と考えると、安易に自分の子に「こんなふうになりなさい」とは言えないなあ。
私にも幼い子どもがおります。少しの油断で思わぬことが起きること、ひやっとすること、ままあります。改めて十分に気をつけなければと感じました。
救助した子達が巻き込まれなくて良かった…
父親はちゃんと目を離さないように、そして目の届かない所にいくなと子供にも言い聞かせてください。
川は危ないから一瞬たりとも目を離さない、
ライフジャケット着させる、なぜみんなしないのか