映画"鬼滅の刃 無限列車編"は、日本の興行収入の記録を塗り替えるなど、社会現象を巻き起こすほどの大ヒットとなりました。
2021年9月の地上波放送でも高視聴率をマークするなど未だに人気は衰え知らずですが、現在ファンの間で舞台となった無限列車のモデルの有無について議論が交わされています。
今回は、無限列車のモデルとなった車両や運行エリアについて調査してきました。
鬼滅の刃の世界を楽しむことができるのでしょうか(*^^*)
鬼滅の刃「無限列車」のモデルは?
"鬼滅の刃 無限列車編"の舞台となった無限列車のモデルについて調べてみた所、実際に大正時代に走っていた国鉄8620形蒸気機関車であることがわかりました。
8620形は、日本初の量産型蒸気機関車として1914年に製造され、長年多くの人の移動手段として利用されていたと言われています。
・JR九州肥薩本線で、"SL人吉"の名前で運行している58654号
掲載元URL:https://youtu.be/aETwpuWkVW8
・京都鉄道博物館に展示されている8630号
掲載元URL:http://c5557.photoland-aris.com/umekouzi8630.htm
現存している列車は、上記の2車両だけです。
私のような鉄道に詳しくない人にはどちらも同じに見えるでしょうが、2つの車両のうち無限列車のモデルになったのは先に紹介した58654号になります。
鬼滅の刃「無限列車」が乗車できる場所はある?
では、鬼滅の刃の世界を楽しむために、実際に蒸気機関車に乗ることはできるのでしょうか。
先ほども紹介したように、無限列車のモデルとなった8620形 58654号蒸気機関車は実際に乗ることができます。
場所や料金を下記でご紹介すると。
SL人吉
【運行区間】:熊本駅(熊本県)~鳥栖駅(佐賀県)※1日1往復
【座席】:全席指定
【運行期間】:不定期
【料金】:片道2,640円(税込)
座席はもちろん、展望ラウンジやビュッフェなど当時の雰囲気をそのまま再現する形でリフォームされているので、大正時代にタイムスリップしたかのような気分が味わえます。
掲載元URL:https://www.jrkyushu.co.jp/trains/slhitoyoshi/
夏休みや冬休み、GWなどの大型連休中は、平日も運行することがありますが、基本的には週末のみです。
全席指定で事前予約が必須となるので、前以てホームページで運行カレンダーをチェックして予定を立てるようにしてくださいね(*^^*)
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鬼滅の刃ファンとしてはぜひ1度乗ってみたいところですが、関東在住の私にとって九州まで足を運ぶのは簡単な話ではないです。
全国的に感染者が減少傾向にあるとはいえ(2021年10月時点)完全に新型コロナウイルスの脅威が無くなったわけではない中で遠出はちょっと…という人もいるのではないでしょうか。
そんな人にお勧めとなるのが、京都鉄道博物館です。
京都鉄道博物館
【料金】:
一般▶1,200円(税込)
大学~高校生▶1,000円(税込)
中学~小学生▶500円(税込)
幼児※3歳以上▶200円(税込)
【休館日】:毎週水曜、年末年始
【営業時間】:10時~17時
【アクセス】:山陰本線京都駅下車 中央口から西方面に徒歩20分
京都鉄道博物館でも、8620形の蒸気機関車に乗ることができます。
掲載元URL:https://www.kyotorailwaymuseum.jp/enjoying/experiencing/
以前は車両を展示するだけでしたが、無限列車編の公開に合わせてスチーム車両をけん引する形で復活したところ、大好評となり現在も不定期で敷地内を走っています。
後部座席は別の車両になっていますが、走行時に窓から入る蒸気など雰囲気は味わえます。
九州は遠いという人は、京都博物館に足を運んでみてください。
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鬼滅の刃「無限列車」原作との17の違い
漫画を映画化する場合やアニメ化する場合、原作と違う部分が出てくることもあります。
鬼滅の刃の無限列車編でも原作と違いはあるのでしょうか。
全て細かく説明していると長くなるので、要点だけまとめました。
まずは映画のために追加されたシーンです。
追加されたシーン
【映画】:冒頭でお館様と妻にあまねが亡くなった鬼殺隊の墓参りに行く
【原作】:なし
【映画】:炭治郎、善逸、伊之助が飛び乗る
【原作】:なし
【映画】:「お館様が認めるなら自分はあれこれ言わない」という煉獄のセリフ
【原作】:基本の5呼吸に霞を加えた図解で説明
【映画】:上記の6呼吸に風・蛇・蟲・恋を追加して説明
【原作】:1体
【映画】:2体(2体目で炎の呼吸 弐ノ型 昇り炎天が出される)
【原作】:夢の中から始まる
【映画】:善逸、伊之助が水の中に沈むような形で夢に落ちる
【原作】:ページ1枚で表現
【映画】:全体の流れを説明
【原作】:セリフだけ
【映画】:洞窟の主と戦うシーンが追加
【原作】:最初から炭売りの姿のまま
【映画】:隊服で始まり禰豆子登場で炭売りに変化、母親の煎餅を焼くシーンが追加
【原作】:炭治郎が最後
【映画】:炭治郎→善逸→伊之助の順
【原作】:煉獄の負傷が1コマで表現
【映画】:1ヵ所ずつ負傷していく
【原作】:壱、弍、肆、伍、玖ノ型を使用
【映画】:参ノ型気炎万象も追加
【原作】:全て黒で統一
【映画】:キャラの特徴を表す装飾品を身に付けている
カットされたシーン
続いて原作で描かれて映画でカットされたシーンがこちら。
②:善逸が乗車のために切符を買おうとする
③:煉獄が眠った状態で覚醒し、精神の核を壊そうとした少女の首を掴めた理由
④:獣の呼吸 伍ノ牙 狂い裂きについての説明
マンガをアニメや映画にする場合、原作の通りに作ってしまうと尺(放映時間)が余り過ぎてしまうので、オリジナルの要素を追加することが多いです、
無限列車編も猗窩座との戦闘シーンを長めにするなど、色々な追加要素がありました。
私は漫画を読んでいますが、映画の方が猗窩座との戦闘シーンが詳しく描かれており、圧巻もあり楽しむことができました( *´艸`)
実際に比較をしてみると違いがハッキリ分かって2倍楽しめるので、映画、原作どちらかしか見たことがない人は両方チェックすることをおすすめします(^^)
まとめ
ファンの中には作品をより楽しむために、舞台となった場所に足を運ぶ聖地巡礼をする人もたくさんいます。
無限列車編のモデルとなった蒸気機関車に実際に乗ってみたいという人は、ぜひJR九州のSL人吉に乗ってみてください。
利用する時は、聖地巡礼以外の目的で乗車する一般のお客様もいるので、迷惑にならないように気を付けてくださいね(*^^*)
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