病気の予防から冬場の防寒対策まで、マスクには様々な使い方があります。
例年であれば春先の花粉の時期をピークに使用する機会も減りますが、今年は新型コロナウイルスの動向次第では夏場の着用も必須です。
そこで今回は、夏場の着用による注意点や熱中症対策について紹介します。
【危険】夏場のマスクは熱中症になる⁈注意点は?
参照元:https://waterstand.jp/waterlife/water_healthy/waterlife00117.html
医学的な考えでは、マスクを着用することで体温が著しく上昇することはないと考えられています。
でも、冬場にマスクを付けた時に温かいと感じることはあるけど?
確かに、温かいと感じることもあります。
これは肌が露出している部分とマスクで保護されている部分の、
が理由になります。
つまり、マスクの中が温まっているのではなく、外気に触れている部分の体感温度が下がっていることでそう感じるだけなのです。
熱中症は、体内に蓄積した熱を外に放出できなくなることで起こる体の不調です。
夏場のマスクの着用は、熱の放出を妨げてしまうことで熱中症になりやすくなるので気を付けなくてはいけません。
新型コロナの対策でマスクを着用したままジョギングなどを行う人も少なくありません。
マスクを着けたままの運動は、吐いた息が中に停滞することで酸素運動を低下させてしまいます。
酸欠状態は、重症化すると脳や心臓の疾患に繋がることもあるので注意が必要です。
じゃあ、夏場の運動は控えることが正解ってことか?
必ずしもそうとは限らないよ。
人間の体は3分の1が水分で構築されていて、その多くは筋肉に貯蔵されています。
運動不足によって筋肉が衰えていくと、それに伴って水分量も減り脱水症状になりやすくなります。
夏場のマスクの着用は以上の点に注意が必要です。
【危険】夏場のマスクは熱中症になる⁈対策は?
人間の体は、発汗による汗の蒸発や、皮膚の温度の上昇によって体温の調節ができる構造になっています。
そのため、夏場のマスクの着用によって起こる熱中症対策では、上手に熱を放出させることがポイントになります。
とはいえ、紫外線の強い夏場は日差し対策のために帽子やサングラスを着用する人も多く、首より上の部分での熱を逃がすのは難しいのが実情です。
そこで有効となるのが、体全体を使った放熱になります。
男性の場合、
- 上半身:ノーネクタイ、開襟シャツ
- 下半身:短パン、薄手のズボン
女性の場合、
- 上半身:麻を始めとした清涼感が得られる半袖
- 下半身:風通しの良いスカート
上記が好ましいファッションになります。
女性の中には、紫外線対策で長袖を着用する人もいます。
その場合は、手軽に捲くり伸ばしができる薄手の生地がおすすめです。
履き物も、熱がこもらないサンダルやミュールが最適と言えます。
適度な水分補給は夏場の熱中症対策における基本で、何を今更と思う人もいるかもしれません。
しかし、分かっていても難しい、何故ならマスクをしている時は飲み物を飲むためにマスクを外す、ズラすといった動作が必要だからです。
飲む度に着脱をするのが煩わしいと感じて喉が渇いている状態でもつい我慢をした結果、脱水症状を起こしてしまう人もたくさんいます。
まとめ
気象庁の予想では、2020年の夏は気温が平年より高くなると言われています。
新型コロナウイルス対策は重要ですが、自身が健康でいることが大前提です。
今回ご紹介したこまめな水分補給、露出を意識したファッションなどで熱中症を予防することが必要になります。
・熱中症
・脱水症状
・体全体を使った放熱(ファッションで取り入れる)