毎年7月~8月にテレビで放送されるスタジオジブリの映画は日本の夏を彩る風物詩として、多くの人に親しまれています。
「となりのトトロ」や「魔女の宅急便」など、放送されていますが、「コクリコ坂から」も放送しています。
では、コクリコ坂の舞台となった聖地はどこになるのでしょうか?
今回は作品の舞台となった場所、学校や店のモデルとなった場所の秘密についてご紹介します。
コクリコ坂からの聖地の場所とアクセス
近年アニメファンの間で作品の舞台となった場所に足を運ぶ、「聖地巡礼」がブームになっています。
実際にその場所に訪れることで、自分が作品の登場人物になったかのように楽しむことができるのが、聖地巡礼の魅力です。
神奈川県横浜市は日本を代表する湾岸都市の一つで、名古屋港、大阪港、神戸港と並ぶ日本の重要な貿易拠点と言われています。
幕末時代に日本で初めて開港された場所として歴史の教科書にも載っているのでご存じの方も多いかもしれませんね。
横浜中華街や赤レンガ倉庫など他の地域に比べて海外の文化が強いのは、他国との交流で発展を遂げた街というのが主な理由です。
では、コクリコ坂の聖地の場所を以下でまとめてご紹介します。
- 桜木町駅
神奈川県横浜市中区桜木町1丁目1
JR横浜駅から京浜東北線で3分 - 横浜税関
神奈川県横浜市中区海岸通1-1
JR横浜駅 みなとみらい線→日本大通り駅下車(所要時間約10分)徒歩で5分 - 神奈川県庁
神奈川県横浜市中区日本大通1
JR横浜駅 みなとみらい線→日本大通り駅下車(所要時間約10分)徒歩で3分 - 氷川丸
神奈川県横浜市中区山下町279(山下公園内)
JR横浜駅 みなとみらい線→横浜中華街駅下車(所要時間約10分)徒歩で4分
聖地は以上のように4か所あります。
聖地の場所をご紹介しましたが、コクリコ坂は1963年の設定になっています。
そのため、令和の現在とは街並みが大きく違います。
例えば、下記の画像は作品の中に出てきた横浜市の主要駅の一つ「桜木町駅」になります。
・コクリコ坂から
参照元:https://dtman.info/post-3544/
そして下記の画像は現在の駅です。
・現在の駅の様子
参照元:http://hilolin.cocolog-nifty.com/photos/yokohamadreamcorners/p3060278.html
本当にこれが同じ場所!?と思わず声を挙げてしまいたくなるほど面影がありません。
50年という月日の間に日本はこれだけ変貌を遂げたということになります。
しかし、中には年月が経っても変わらない物もあるんですよ( *´艸`)
それが「横浜税関」と「神奈川県庁」です。
・横浜税関
参照元:https://dtman.info/post-3544/
・神奈川県庁
参照元:https://dtman.info/post-3544/
上記の2つの画像を、コクリコ坂の作品と比べてみると、以下の通りです。
参照元:https://dtman.info/post-3544/
参照元:https://dtman.info/post-3544/
高架線ができてしまったせいで若干見えづらくなっていますが、左側に見えるのが神奈川県庁です。
そして、横浜市を代表する展示物の一つ氷川丸も変わっていません。
参照元:https://dtman.info/post-3544/
参照元:https://dtman.info/post-3544/
コクリコ坂からのモデルとなったお店や学校の場所は??
「コクリコ坂から」を語る上で外すことができないのが物語のヒロイン、海達が通う港南高校やコクリコ荘などです。
残念ながら港南高校は実在しませんが、モデルとなった学校は現存しているようです。
学校は海達が住むコクリコ坂から見て山側にあることから、港の見える丘公園の近くではないかと推測されます。
候補として挙げられているのが
・横浜雙葉中学高等学校
・横浜共立学園中学高等学校
・フェリス女学院中学高等学校
の4校です。
監督の宮崎吾朗氏からは明言がされていないため断定できませんが、最も有力と言われているのが神奈川県で最も古いと言われる神奈川県立希望ヶ丘高等学校になります。
- 神奈川県立希望ヶ丘高等学校
神奈川県横浜市旭区南希望が丘79-1
JR横浜駅 相鉄本線→希望ヶ丘駅(所要時間約30分)→徒歩6分
参照元:https://kibogaoka-h.pen-kanagawa.ed.jp/
聖地巡礼で行く時は敷地外から見るようにしましょう。
続いては海達が生活をしていたコクリコ荘のモデルになった場所です。
参照元:https://useless-landscape.com/itinerary/2013/kokurikozaka.html
参照元:https://useless-landscape.com/itinerary/2013/kokurikozaka.html
大正時代に建てられた当時では珍しい和洋折衷の作りで、現在は横浜市が管理をしていて、一般の人も無料で見学ができるそうです。
確かに雰囲気は伝わってきます。
神奈川県横浜市磯子区下町10
JR横浜駅 根岸線→根岸駅(所要時間約5分)→徒歩9分
映画の中で印象深いのが(私が勝手にそう思ってるだけですが)、海と俊がコロッケを食べるシーン。
参照元:https://useless-landscape.com/itinerary/2013/kokurikozaka.html
こちらもモデルとなったお店が実在します。
参照元:https://useless-landscape.com/itinerary/2013/kokurikozaka.html
調べてみた所、1951年の創業から70年近く続く老舗のお肉屋さんだそうです。
作品はの舞台は1963年なので、その時点ですでにお店は存在していたということになります。
もちろんコロッケも食べられます。
神奈川県横浜市中区元町1丁目26
JR横浜駅 みなとみらい線→元町・中華街駅(所要時間5分)→徒歩5分
営業時間:9:00~18:00
日曜営業
定休日:月曜日
最後にタイトルにも使われたコクリコ坂です。
学校と同様にこちらも実在しない坂ですが、モデルとなったのは山手から元町へ向かう途中にある「代官坂」「谷戸坂」のどちらかではないかと言われています。
- 代官坂
神奈川県横浜市中区
JR横浜駅 みなとみらい線→元町・中華街駅(所要時間5分)→徒歩7分
参照元:https://useless-landscape.com/itinerary/2013/kokurikozaka.html
- 谷戸坂
神奈川県横浜市中区山手町
JR横浜駅 みなとみらい線→元町・中華街駅(所要時間5分)→徒歩5分
参照元:https://useless-landscape.com/itinerary/2013/kokurikozaka.html
まとめ
時代が違うこともあって当時のままというわけにはいきませんが、面影を残す部分もいくつかあります。
今回の記事で興味が湧いた人は、聖地巡礼を楽しんで見て下さいね。
ただし、行く時は感染対策を万全にすることを忘れないでください。