新型コロナウイルスの感染拡大を受けて、医療機関がパンクしている都道府県へ国からの自衛隊看護師を派遣することが決まりました。
2020年12月現在は、大阪と北海道に自衛隊看護師を派遣しているのですが、このニュースをきっかけに自衛隊看護師ってなんだ?
と気になっている人がいるようで、検索数が増えています。
そこで、今回は自衛隊看護師とはいったいどんなお仕事なのかご紹介したいと思います。
自衛隊看護師の意味や仕事内容は?
参照:https://twitter.com/ModJapan_jp/status/1330058000237797379
日本の自衛隊には陸上・海上・航空自衛隊の3つの自衛隊があります。
基本的には、看護師の資格を所有しており部隊の「医務室」か全国の隊員が使用できる「自衛隊病院」のどちらかで勤務しています。
業務内容は自衛隊とはいえ、一般的な病院で働く内容と変わりありません。
しかし、1つ違うのは
看護官といえど、一般的な隊員と同じ訓練と、災害や緊急派遣に備えての野外病院の訓練をすることになります。
自衛隊看護師とご紹介していますが、正確には看護官と呼ばれる自衛隊員です。
イレギュラーとして、災害など緊急で派遣されることもあります。
自衛隊看護師の給料や階級は?
参照:https://twitter.com/ModJapan_jp/status/1337317936269152256
看護官の給料や役職のランクはどのように決まっていくのでしょうか?
看護官になると、採用日を以て能力に合わせ(陸・海・空)の陸曹長に任命されて、23万400円が支給されます。
一般的な会社のように期末・勤勉手当(ボーナス)も支給され、自衛隊だからといって特別給料が高いということは無さそうです。
※令和元年賃金構造基本統計調査(https://www.mhlw.go.jp/toukei/itiran/roudou/chingin/kouzou/z2019/index.html)
これだけを見ると、わざわざ公務員としてキツイ訓練を受けてまで看護官になる人はいるのだろうか?
と思ってしまいますが、看護官は衣食住の負担は無く、最初から看護官を目指す人は学費や必要資格の負担が無いため、ある程度キャリアを重ねて退職するという考えの方もいるようです。
もちろんすべての人がそうではなく、国のために働くといった誇りのある人もたくさんいらっしゃいます。
自衛隊看護師は全国で何人いる?
参照:https://twitter.com/ModJapan_jp/status/1339874182021070849
詳しく調べましたが、看護官の詳しい人数までは公開されていませんでした。
ちなみに現在自衛隊に所属する隊員は
海上自衛隊員 42,850人
航空自衛隊員 42,828人
となっています。
定員よりも、割れている状態で新規に入隊する人が少ないようです。
理由として多いのは
この3つが多いです。
日本を守るためですから、厳しいのは当然かと思います。
実際のところ、しっかりとした上下関係や訓練、災害派遣などイメージ通りの仕事にはなってきます。
しかし、必要な資格などを自費負担なしで多種取れるため、経済的理由や人間力を伸ばすため入隊する人もいるそうです。
嫌われるイメージはありますが、我々の生活を体を張って守ってくれているということだけは決して忘れないようにしないといけないですね。
自衛隊看護師の必要な資格は?応募する方法
看護官になるために、必要な資格はどのようなものがあるのでしょうか?
ここからは平成28年度陸上自衛隊の看護官募集の内容からお伝えします。
まず必要な資格は看護師免許を持っており、保健師か助産師の資格を有するもの。
つまり
この上記2つが必要資格となる訳です。
そして、更に経験年数も必要で
の経験が必要です。
看護師としての経験がいるのですが、年齢制限は23歳以上36歳未満となるため受験チャンスは多くありません。
採用予定人数も一桁となっており、受かるにはかなり狭き門になりそうです。
まとめ
いかがでしたでしょうか?
今回は自衛隊看護師(看護官)についてご紹介しました。
私達の住んでいる国の平和を守る自衛隊に、看護師資格がいる専門職があることに驚きました。
新型コロナウイルスもですが、災害大国ともいわれる日本で、活躍する自衛隊の皆さんに感謝をしながら生活をしていかなければいけませんよね。